統計データからみる【南アフリカ】は、どんな国?

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 日本から飛行機でほぼ丸1日かかる南アフリカ。南アフリカのイメージは「アパルトヘイト」「自然国立公園」「ワイン」「ラグビー」等ですが、今回は切り口をかえて、統計的にどのような国なのかを、国別統計専門サイトである「Global Note」からのデータを引用して見てみました。まずは光栄なる1位を獲得した項目をピックアップしてみました。

1位を獲得した項目・・・失業、所得格差、健康問題

 主要統計は17項目に分類され、さらに細分化された品目がその下にぶら下がっています。さて下記15品目で南アフリカは1位を獲得しました。これを見ると南アフリカが抱える問題が少しだけ見えてきますね。それは「所得格差問題」「高失業率問題」「医療・健康問題」です。またここから付随的に発生する「治安問題」も外せない問題ですね。南アフリカ政府はこれらの問題を解決すべくいろいろな対策を講じていますが、今だ抜本的解決には至っていません。

所得格差対策・・・所得高い仕事に就くには、高い教育を受けた方が有利であるが、歴史的に黒人は教育を受ける権利を大きく制限されてました。現在は左記のような障壁は取り除かれているものの、黒人にとって現行の教育システムは万人が受け入れられるようなものではないようです。私の同僚の黒人に聞いたところ、家庭では自分たちの言語を使っているが、小学校に入ると「英語」「アフリカーンス語」を学べ始めます。またほとんどの教科書が英語にて記載されているため、英語ができないと授業についていけなくなります。左記の状況を克服した一部の黒人は裕福な人生を送ることができますが、ほとんどの黒人はドロップアウトし、結局3K関連の仕事にしか就職できない状況です。つまりは、十分な教育がなく、よって高度な技術(skill)を身につけれなかった為、失業、貧困という悪循環に陥っている訳なのです。

高失業率対策・・・30%~40%とも言われる高失業率は常態化しています。中でも黒人の若者失業率が格段に高いことも問題です。政府が推進する黒人経済優遇政策の一環として、各私企業に黒人の優先的な雇用や就業スキル向上のための教育等の活動を推進しているが、目立った失業率改善は見られない状態です。高度な技術力を南アフリカに移転するため、経済界は熟練労働力を海外から調達し易くするため移民行政の改善を推し進めているが、国内労働組合は国内雇用を促進を強く要求しており、上記とはまったく反対の構図となっている。

南アフリカが1位を獲得して品目

貧困率(所得再配分前):26.6%
ジニ係数:0.62
失業率(IMF統計):28.7%
失業率(男性)
若年層失業率
男性若年層失業率
長期失業者数(男子、女子)
HIV新規感染者数
がん死亡率(子宮頸がん、女性)
がん発症率(子宮頸がん、女性)
未熟児の比率
クロム(クロマイト)の生産量
マンガンの生産量
プラチナの生産量:137,053㎏
白金族金属の生産量

まとめ

 貧困率が高く、所得格差が大きく、失業率が高いという状況が南アフリカを非常に高い犯罪率発生国にしています。昨今では殺人、強盗、レイプ(幼児に対する悪質なレイプ含む)の発生率が特に急増しており、世界最悪の犯罪都市の1つとまで言われています。左記はHIV/AIDS感染の恐れが伴うものであり、いくつかの州の公立病院では被害者に対し、HIV/AIDS発症予防薬を無償配布するところもでてきている。かくいう状況下で、海外直接投資の減少、観光収入の減少等、経済に悪影響を及ぼす側面も見逃せません。南アフリカで働いている以上、何とか国の経済に貢献し、少しでも上記状況が改善してくれるようになってほしいものです。

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