南アフリカ航空の再建本当に大丈夫なの?

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こんにちわ。南アフリカ生活が大好きな駐在員リーマンこと、ノーブルです!

 新型コロナウイルス対策として発令されていた「国家非常事態宣言」のアラートレベルが1に下げられ、それにともない国境封鎖・国際渡航禁止が解除なったことお伝えしました。今回は国際渡航するために欠かせない航空会社事情・南アフリカ航空(SAA)について調べてみました。

これまでの経緯 – おさらい

 2020年9月現在、南アフリカ航空は会社更生法の適用下にあります。これまでの経緯をざっくりまとめてみました。


2019年11月:賃上げ交渉による労使間対立。大幅なストライキ。
2019年12月:会社更生法の適用下へ。
2020年2月:国内、国際線の大幅な減便と資産一部の売却決定。
2020年4月:全従業員(約4700人)の解雇と資産の売却決定。
2020年6月:約105億ランドの追加資金を必要とする経営再建支援計画受入れ。
(南アフリカ航空は過去10年間だけでも約300億ドルの公的金融救済を受けています。)
2020年7月:財務省が資金面での支援を行うこと発表。

 2020年7月に南アフリカ財務省が資金支援をおこなうと発表しましたが、2020年6月に財務省が発表した補正予算案においては南アフリカ航空の再建予算は含まれていませんでした。今回の突然の発表には経済界、野党双方から大きな驚きとブーイングが起こってました。理由としては①さらなる国庫負担、②財政赤字の拡大、③国際的信用低下を招く恐れがあるから等です。

現在の状況はどうなの?

 本日時点ての政府の公式な将来の展望や指針はありませんが、各業界紙や新聞では専門家の意見を掲載して、現在、将来の救済措置について多くの問題点を指摘しています。南アフリカ航空の経営再建は暗雲が立ち込めまくっていると言えます。

・公的財政支援(税金)で経済再建するのか、戦略的なエクイティパートナーが現れるのかは今のところ誰にも分かりませまん。
・本件に対する公共企業省からのコメント(9月18日の声明)は下記の通り;
①南アフリカ航空は清算されることはないと断言。再建支援資金のでどころが、公的なのか民間なのかについては言及せず。
②財源の優先順位付けを再度実施する。具体的には民間資金、プライベート・エクイティ投資家、パートナー等からの再建支援精査する。数週間以内に最終決定を実施する。
③上記決定は議会での調整歳出法案に即組み込まれると言及しているが、更生管財人は債権者とのさらなる会合の可能性をほのめかしただけで、具体的な事を言及せず。
・融資機関に経済再建にかかる資金やリストラ対象の従業員の退職金当を要求する。

 上記資金は単なる再建計画のほんの一部を実施するための短期的なもの、もしくはつなぎ融資にすぎないとコメントする専門家もいます。

専門家のコメントは?

下記にあるように?がいっぱいの状況です。

・公共企業省が政府に対して救済計画の資金を再優先順位付けすることえお提唱しているが、政府のどの部門が自部門の予算を削減して本件に協力するのか?
・公共企業省が提案して南アフリカ航空の再建計画が政府の利害と一致するのか?救済資金はどの予算を削減するか、税金を調達するか、債券発行の増加を行うのか?
・更生管財人は現在、資金調達とその日程について政府との会合が必要なため、1週間の猶予を求めている。この日程が航空会社の必要手続きに合致しない場合、更生管財人は清算の検討する必要があると言及している。
・更生管財人は航空会社の現存する資金は危機的水準であり、同様に更生管財人が日程を延長しようとしている救済プロセスについても危ない状態。

遅かれ早かれ9月末~10月初頭には何らかの結論がでる予定です。この不安定な状態まだまだ目がはなせません。

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